新宿7丁目の行政書士、おぎゅう行政書士事務所 行政書士の尾久陽子です。
9月4日、5日 東京都消費生活総合センターが主催する
「東京都の多重債務110番」無料相談会が実施されます。
わたしが、法律事務所の事務職員だったころは、多重債務事件の件数がいちばん多かった頃。
(平成15年~)ほんとうにたくさんの、自己破産、債務整理事件の事務に携わりました、、、。
利息制限法が改正されて、過払請求もだいぶ落ち着いた今日ではあるのですが、
リボ払で膨らんだショッピングローンや、少数少額の債務がなかなか返せない状況
高齢になった方や依存症などを抱える方の生活問題など
むしろ問題は複雑化している印象があります。
もっとも、多重債務事件を法的に解決するという点でいえば
自己破産事件の免責される率は9割超えていますし
過払訴訟も、大方の相場がありますので
特定のやり方をしたから
勝った負けたというような質の事件ではない一面があります。
法律家が受任したという通知をすれば、取り立てもすぐ止まるものです。
ご依頼される方は
取り立てから解放されただけで満足されてしまうかもしれませんが
むじろだいじなのは
それより先の、福祉・医療的な支援であったり
家計の管理の学習であったりのサポートにつながるということだと思います。
(二度三度の自己破産申し立てをする方も少なからずいらっしゃいます)
昔よりずっと、福祉や生活支援の方と繋がりのある法律家の先生は増えましたが、
そもそもは、互いに領域の違うもの。まだまだ少ないのが現実です。
なので、多重債務の問題も、即解決とうたう広告を頼りに依頼されるのも一つですが
生活全般の支援を行っている消費生活センターを通じて相談されることは
将来的にとても役立つのではないかと思うのでありました。
どんな先生に当たるかわからない
ということで、相談センターを利用するのをためらう方がいらっしゃいますが
その業界団体が運営しているセンターや役所が行っている無料相談ですから
安心して、ご利用してみてください。
どうか、慌てずに。
解決できますから。
消費生活センターの多重債務相談窓口の詳細は、こちらです。
□URL : http://www.kokusen.go.jp/map_tajuusaimu/index.html
9/4・5以外の日程でも、お住いの各地に、相談窓口があります。